クライアントさんに良く聞かれる質問があります。

「自分を愛しましょう。と言われても良くわかりません。
自分を愛するって具体的にどうすればいいのですか?
自分を甘やかすことですか?」

そうなんです。自分を愛する事って結構難しいですよね。

マッサージ、エステ、着飾ったり、欲しい物を買ったりと
それもそれで、自分を愛している事にはなるのでしょうが

私が皆さまにお勧めしたいのは、自分と向き合う事です。

 

「自分と向き合う」という最初の段階は

1.自分の感情を感じる

ということです。

これは無意識に生きている現代の私達には、かなり難しい事です。

最初はなかなか上手く出来ないのですが、習慣にしていくと
簡単に出来るようになります。

全ての人が本当の自分を生きていて、真実を言えて、在りのままの自分を
表現できればこんなにもストレスの中を生きなくてもいいのですが

現実は殆どの方々が、上司、部下、同僚、先輩、お客様、友人、知人、家族など
あらゆる人達に気を使って生きています。

気を使って生きているのならまだいいのですが、その人たちに認めてもらおうと
身を粉にして、自分の真実を捻じ曲げて(ほぼ無意識にしています)合わせて
いると自分の感情を感じなくなります。

その状態が長く続いていると、肉体か精神が病んできます。

ある時、知人があまりにも辛そうだったので声をかけました。
そうしたらその方は、
「全然、大丈夫ですよ。毎日楽しいです」

と言うのです。
でも彼女の近くに寄ると、エネルギーがビリビリして痛みを感じるのです。

本人が大丈夫だと言っているので、それ以上はおせっかいになります
のでそのまま別れたのですが、数日後、やはり入院したようでした。

なぜこのようになってしまうのでしょうか?

彼女は日ごろから、自分の本当の気持ち、意見など言わず
いつも上司や夫、友達の意見を聞き、なるべく周囲との摩擦を
避けていました。

そしていつも「いい人」を演じていたのです。

自分の感情を抑えて、人にばかり合わせていると
本当の自分が見えなくなってしまいます。

まずは誰かに何かを言われた時に、一番最初に自分の感情を感じてみて下さい。

嬉しい、平和、平穏、楽しい感情であればOKです。
嫌だな、悲しい、辛い感情であればまずはその感情に気がついて下さい。

気が付いたなら勇気をもって、穏やかに断りましょう。

もし、断れないのであれば、その感情をその日のうちに手放して下さい。

一番いけないのが自分の負のエネルギーを蓄積させる事です。

そして蓄積させた負のエネルギーを人の批判や悪口で発散する方が
(無意識で)いらっしゃいますが、これをやると間違いなく自分自身に
倍増して負のエネルギーが蓄積されます。

カラオケやジム、自分の好きな事で発散するのもいいのですが、
まずは自分の毎日の負の感情に気が付き、手放していくだけでも
心と体が元気になっていきます。

自分の負の感情に気が付いてあげられるのは、自分だけです。

自分の本当の気持ちを感じてあげましょう。